HOUSE&HOUSE|十勝の農村カフェ〈足寄〉

No.3 ASHORO

地産地消の店づくり

「地産地消の食」を楽しめるファームレストラン。
店舗もまた「地産地消の店」を目指し、
地域にゆかりのある作り手や材料を使い、
窓が切り取る農園の風景も、美味しい一皿に。
空間を味わうことで目指す姿が見えてきます。

HOUSE&HOUSE|十勝の農村カフェ〈足寄〉

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MEMO

この建築は北海道の十勝地方の北端、足寄町の螺湾地区に建つ小さなファームレストランである。「運営している農業法人が一般のお客さんといかに出会うか、自ら生産した食べ物をいかに手渡し販売するか」を考える中で、まずはその生産物の育った環境そのものを体験してもらえることをこの計画の目的とした。そこで、食品だけでなく、建物にも地産地消の考え方を取り入れることが、環境と調和した空間づくりにおいて、特に重要だと考えた。このレストランでは、地元の木造建築を得意とする施工者と協働し、地域材である十勝産カラマツ無垢材を構造材に、北海道産タモ無垢パネリング材を天井に張り、カラマツの素朴さとタモ材の上品さの共存を目指しました。客席の窓からは農業法人の牛舎や畑、そして周囲の山並みを見渡すことができます。
 
北海道足寄郡足寄町に立つ農業法人(足寄町のひだまりファームさん)所有の施設になります。地域材であるカラマツ無垢材を構造材に、意匠材にはタモ無垢材を併用することで、カラマツの素朴さとタモ材の上品さを持った居心地の良い空間を目指しています。また、この物件では、椅子づくりワークショップや螺湾フキを使った蝦夷和紙づくりワークショップなどを開催し、職人さんとオーナーさんを結ぶことで、より建物に愛着をもってもらえるような体験も企画しました。店舗になるため、周囲への事前の周知や知名度の向上などは、よりよいファンづくりにも貢献します。施工には、木造建築を得意とする足寄町の木村建設さまをはじめ、製材は瀬上製材所、家具製作は札幌の家具デザインユニット621さん、壁材のフキ和紙製作は蝦夷和紙工房紙びよりさん、煉瓦は江別市の米澤煉瓦さんなど、北海道の本物志向の職人さんと顔の見える関係をつくることで建物の質を高めています。
 
今回の物件は飲食スペースを併設していますので、実際にご利用できます。地産地消の家づくりや店舗づくりにご興味ある方や、HOUSE&HOUSE一級建築士事務所をお考えの方は、是非一度体験していただけますと、私たちの提案する空間を体感していただけると思います。
 

竣工

農園とつながる十勝のファームレストラン

所在地

北海道十勝地方

構造規模

木造平屋建

敷地面積

1900.00㎡

建築面積

79.00㎡

延床面積

49.00㎡

施工会社

株式会社木村建設

写真撮影

日比野寛太

佐々木育弥(2、3、11、12、13、18、19枚目)

動画制作

森髙まき(たまたま舎

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