林業会社の道北らしい住まい
No.13 SHIMOKAWA
林業会社を営むクライアントが
木そのものを売るだけではなく
道北の人々の暮らしに役立つ
スタンダードハウスをつくります。






















MEMO
北海道の下川町で林業会社を営むクライアントのための住宅である。
色んな地域で地場の木材を使って住宅づくりをしてきた弊社の実績を見てくださって、自宅の設計を依頼してくださいました。
打ち合わせの中で、近い将来、木そのものを伐採して建材として売るだけではなく、
建材を超えて、住宅の最終的な完成形のデザインまで行うことで、
もっと山に興味を持ってもらえるような魅力的なプロダクトとしての住宅をつくれるのではないか。
水産会社が良質な回転ずし屋をするように、木こりが自分で伐採してきた木で良質な住宅を提案できるからこそ、
それを購入してくださった方は、木こりという当事者を介して、山に関心と理解ができるのではないかというお話を沢山議論しながら、
彼の自邸計画としてスタートしていきました。
私の方で考えたのは、30坪という標準的なサイズの平屋に、廊下をつくらず、広い広間空間(LDK)をしっかりつくること。
間仕切りで部屋を分割することもできるが、間仕切りをとれば、大きな広間のワンルームになるような可変性のあるプランにすること。
また、寒冷地である道北の人の暮らしにあうように、玄関土間は広くとり、さらに薪ストーブを設置して、
雪でぬれたコートなどが乾くなど冬の暮らしにあった空間づくりを心がけた。
将来的には、クライアントだけでなく、この住宅を見た下川町民や道北の人から、クライアントの林業会社に住宅の依頼が舞い込むような形になると嬉しいです。
竣工 | 林業会社の道北らしい住まい |
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所在地 | 北海道上川郡下川町 |
構造規模 | 木造平屋建 |
敷地面積 | 451.37㎡ |
延床面積 | 99.37㎡ |
省エネ性能 | UA値(断熱性能の数値)…0.21 |
施工会社 | 株式会社若園工務店 |
土壁施工 | 株式会社野田肇介左官 |
写真撮影 | 日比野寛太 |
WORKS
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