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作りたい家

「農夫と貴族のための家」であるなら素晴らしいよねと、建築を共に学んだ友人といつも熱心に話していた記憶がある。
困難に直面した時、建築とは何かを見失いそうになった時、この言葉をよく思い出して、歩みを続けることが出来た。

作り手として大切にしたいことは、身近にある材料を吟味しながら、工夫して用いること。
構造が単純で、日当たりと風通しが良いこと。北海道の固有の風景を、建築空間に取り込むこと。

そして、どこにでもいる野良猫が、最も居心地のよい居場所を見つけて、
日向ぼっこをしている感覚を忘れないで、設計に携わりたいと考えている。