No.9 TOYOKORO
小さな平屋の3本柱
ワンルームに独立柱を3本立てた
「見えない仕切り」のある小さくて広い住まい。
この柱のおかげで、梁もコンパクトに、
構造材全体の見た目もスッキリ。
近隣の木材で造る32坪の平屋です。
MEMO
カラマツの木組みがそのまま空間デザインになっている
32坪の平屋の住宅です。
木の建築の面白さは、柱や梁や垂木など木構造を生かした、
リズミカルに連続する「ストライプデザイン」です。
細すぎず、太すぎず、素朴さと繊細さが共存しているような、
丁度良い塩梅をめざしました。
近隣の木材を使って、地域工務店の職人さんと共に作った住宅でもありますので、
出来るだけ、木を魅せる家を設計しました。
木を魅せるための工夫の一つとして、
LDKは、ワンルームとしながらも、あえて独立柱を3本立てました。
空間を緩く分ける柱があることで、ワンルームの中にも、奥と手前の空間が生まれます。
一人でも寂しくなくて、大人数でも、宴会や団らんの邪魔はしない柱の位置決めが大切です。
何より柱があることで、構造的にバランスがよくなり、無駄に大きな梁が出てこず、
視覚的にスッキリまとめることが出来ます。
邪魔もの扱いされやすい「柱」を
良き存在としてあえて提案するのも空間設計の醍醐味です。
竣工 | 十勝の家Ⅲ |
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所在地 | 北海道十勝地方 |
家族構成 | 夫婦+子供 |
構造規模 | 木造平屋建 |
敷地面積 | 335.66㎡ |
延床面積 | 107.64㎡ |
施工会社 | 株式会社木村建設 |
写真撮影 | 佐々木育弥(内観撮影) |
WORKS
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