MEMO

札幌市の街中に、中古住宅を購入し、
一室のみリフォームを施しました。
街中の住宅街の一階ですので、
一年の四カ月間が雪に埋まります。
そんな冬の暮らしに暖かさを、
夏には洞窟にいるような涼しさを、
本物の質感で作りたいと思いました。
ここは弊社事務所でもありますので、
来てくださったクライアントが、
家づくりを想像しやすいように、
普段弊社で使っている素材を採用しています。
床は幅広の北海道産のカラマツ柾目フローリングを
十勝の瀬上製材所にお願いして作っていただきました。
壁の土壁は浦河町の左官職人の野田肇介さんに、
カラマツの粉砕したチップを入れて、
この空間に合うように作っていただきました。
自然が作り出した色やテクスチャーは、
いつ見ても新たな発見があります。
施工はいつも十勝の物件を担当してくださっている
足寄町の木村建設さん。
当事務所では、北海道の職人と顔の見える関係で付き合いながら、
本物の木や左官壁を使う自然素材の家をお勧めしています。

WORKS