No.8 HIDAKA
木材との調和
オーナーがコレクションしてきた
多種多様な木材を組み合わせて作った住宅。
構造材をはじめ、家具や建具、床材のフローリングまで、
十数種類の貴重な木材を使いながら、
「本物の素材感」と「空間の統一感」の両立を目指しました。
MEMO
時代を超える住まいを作りたいと、木材をコレクションしてきたオーナーから材料を支給していただく形で始まったプロジェクトになります。
通常は描いた図面に合わせて材料を集めますが、今回は支給された材料に合わせて、デザインをまとめていきました。
既に手元にある材料の良さを発見しながら、適材適所に居場所をみつけていきます。今回は構造材だけでなく、家具材や建具材に至るまで、様々な材種の木を使いながら、全体の統一感を出すこと、本物の素材感を引き出すことに注力しました。
景色の良いロケーションを活かしつつ、小屋組の構造を現せる2階をリビングとし、間接照明で木構造全体をライトアップしています。
また、クライアントの要望であったイタリア製の家具を活かすため、支給していただいた材料との「バランスのとり方」を工夫しています。
家具の色はグレーから黒のダークトーンに統一して、「木製サッシ」や、「支給材の広葉樹でつくる建具や造作材、床材」は、家具の色に合わせて調色し、色幅を絞ることで、一体感を感じれるように選定しています。天井と壁の左官仕上げには、白ではなく、薄いグレーベージュにすることで、家具などのダークトーンと、コントラストが強く出過ぎないようにしています。
支給材での家づくりや、イタリア製の家具との調和など、弊社では初めてのことも多く、沢山のチャレンジをさせていただきました。
終始、オーナー様ご家族の暖かい助言をいただきまして、完成したお住いになります。
竣工 | 日高の家Ⅰ |
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所在地 | 北海道日高地方 |
構造規模 | 木造2階建 |
敷地面積 | 4580.00㎡ |
延床面積 | 263.00㎡ |
施工会社 | 武部建設株式会社 ※武部建設さまと協働設計 |
写真撮影 | 佐々木育弥 |
WORKS
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